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北海道の冬をキャンピングカーで安全に旅しよう!運転・車中泊の注意点を解説
北海道の冬をキャンピングカーで旅したい方の中には、旅の注意点や安全面が気になっている方が多いのではないでしょうか。
北海道の冬は寒さが厳しいだけではなく、積雪や路面の凍結にも注意が必要で、キャンピングカーではとくに用心しなくてはいけません。
本記事では、北海道の冬をキャンピングカーで旅するための準備や注意点を解説します。冬に訪れたいおすすめスポットも紹介するので、ぜひ旅の参考にしてみてください。
北海道の冬をキャンピングカーを回る前の準備
北海道の冬をキャンピングカーで旅する際は、以下の準備をしっかり行いましょう。
- スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)を装着する
- 積雪対策グッズを用意する
- 防寒アイテムを揃える
- 旅のルートや立ち寄りたい場所を計画する
- 宿泊場所や車中泊スポットを決めておく
路面凍結や寒さへの対策はもちろん、広大な北海道を効率よく旅するためにルートや宿泊場所なども計画しましょう。
スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)を装着する
北海道では、本格的な冬に入ると路面が凍結するため、スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の装着は必須です。
一見路面が凍っていないように見えても、薄い氷が張るブラックアイスバーンになる場合が多いため、油断せず必ずスタッドレスタイヤを装備しましょう。
積雪対策グッズを用意する
急に雪が降り、想定以上に雪が積もることがあります。キャンピングカーの窓に雪が積もったり、タイヤが埋まったりすることがあるため、スコップやスノーブラシを常備しておきましょう。
また、寒さによってバッテリーがあがる恐れもあります。万が一バッテリーがあがってしまったときのために、応急処置ができるジャンプスターターを用意しておきましょう。
防寒アイテムを揃える
冬の北海道は冷え込むため、防寒アイテムは常備しておく必要があります。車内でも寒さを感じることがあるため、室内で着用できるアウターやダウンベストなどを用意しておくとよいでしょう。
また、電気ストーブや電気毛布など、電気で使える暖房器具も便利です。電源としてポータブル電源も用意しておくと、寒さを感じたときに暖房器具を使いやすくなります。
旅のルートや立ち寄りたい場所を計画する
冬の北海道は、積雪によって通常より移動に時間がかかったり、道が封鎖されたりする場合があるため、あらかじめ旅のルートや立ち寄りたい場所を決めておきましょう。
大まかなルートや立ち寄るスポットを決めておくことで、スムーズに移動しやすくなります。行き当たりばったりよりも計画的に旅でき、急なトラブルでも焦ることが少ないため、安全面でも計画は重要です。
宿泊場所や車中泊スポットを決めておく
冬の北海道では、夏に利用できるキャンプ場やRVパークなどが使えない場合があるため、宿泊する場所を考えておきましょう。
冬でも開放しているRVパークや車中泊可能な道の駅など、宿泊場所を決めておくと、旅の計画も立てやすくなります。車中泊ばかりだと十分に疲れが取れないときもあるため、ホテルで宿泊する日をつくるのもおすすめです。
北海道の冬にキャンピングカーで運転するときの注意点
キャンピングカーは一般的な車よりもバランスを崩しやすいため、路面状況が悪化しやすい北海道の冬は運転に細心の注意を払いましょう。
キャンピングカーで北海道の冬道を安全に運転するためには、以下のポイントに注意して運転することが大切です。
- スピードを出しすぎない
- 急発進・ブレーキ・ハンドルは緊急時以外にしない
- 悪天候時は無理に運転しない
スピードを出しすぎない
夏の道路はもちろんですが、冬道はとくにスピードの出しすぎは厳禁です。雪が積もった道路や凍結した路面では、完全に停止するまでの距離が長くなります。
スピードを出すほどすぐには停止できないため、どのような状況でも安全に停止できるように、スピードの出しすぎに気をつけましょう。
急発進・ブレーキ・ハンドルは緊急時以外にしない
タイヤの跡が残った路面や凍結した路面では、急な運転操作は事故の原因になります。急ハンドルで操作性を失い、スピンしたり横転したりするリスクがあるため、ハンドル操作は余裕をもってゆるやかに行いましょう。
急発進や急ブレーキも、緊急時以外はNGです。車が滑ってしまったときの急ブレーキはかえって停止できなくなるため、落ち着いてゆっくりブレーキを踏む必要があります。急な動きで滑ることがないように、アクセルとブレーキはじわじわ踏むことを心がけましょう。
悪天候時は無理に運転しない
急な吹雪やブリザードなどの悪天候のときは、無理に運転しないのも方法のひとつです。
積雪や強風で視界が悪くなり、路面も悪化するため、ちょっとした操作を誤るだけでも大きな事故につながる恐れがあります。
とくにキャンピングカーは通常の車よりもバランスを崩しやすいため、悪天候時は移動しない日にするのがおすすめです。
北海道の冬にキャンピングカーで車中泊するときの注意点
北海道の冬にキャンピングカーで車中泊する際は、以下の3点に注意が必要です。
- 防寒アイテムで暖を取る
- 車内で火を使わない
- エンジンをかけたまま寝ない
とくに防寒のために車内で火を使ったり、エンジンをかけたままにしたりすると、体調不良やトラブルにつながるため要注意です。
防寒アイテムで暖を取る
北海道の冬は寒さが厳しく、車内でも気温が低くなるため、寒さ対策に気をつけましょう。寒さを我慢したり、対策ができていなかったりすると、体温が低下し体調不良につながります。
室内で着用できる薄手のアウターやベスト、電気式の暖房器具などを用意しましょう。エンジンを止めている場合に限っては、キャンピングカーのFFヒーターも便利です。
車内で火を使わない
キャンピングカーの車内では、火を使わないようにしましょう。火を使ってしまうと、雪で排気口が詰まったときに、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。
とくに寝ている間に火やガスを使うのは厳禁です。調理などでどうしても火を使いたい場合は、換気をしっかり行いましょう。
エンジンをかけたまま寝ない
寒いからといって、エンジンをかけたまま寝るのは非常に危険です。寝ている間に積雪があると、換気口が詰まって車内で一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。
エンジンのかけっぱなしは、バッテリー上がりやガソリンの消費にもつながります。寝るときは必ずエンジンを停止し、衣類や毛布などで暖を取って睡眠を取りましょう。
北海道の冬にキャンピングカーで行きたいおすすめスポット
北海道にはたくさんの観光スポットがあり、冬ならではのスポットも多くあります。
ここでは、北海道の冬にキャンピングカーで行きたいおすすめスポットをご紹介。どこを回ろうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 白ひげの滝|美瑛町
- 然別湖|鹿追町
- ジュエリーアイス|豊頃町
- 流氷|網走市
- 屈斜路湖|弟子屈町
白ひげの滝|美瑛町
白ひげの滝は、美瑛町にある滝で、白いひげのように見える様子からその名で呼ばれています。約30mの高さから流れ落ちる様子は大迫力で、びえい白金温泉郷から間近で見られる人気のスポットです。
冬には、木々に雪が降り積もり、霧氷を作り出す景色が幻想的。滝や岩肌とのコントラストが美しく、冬ならではの景色を楽しめます。
然別湖|鹿追町
鹿追町にある然別湖は、原生林に囲まれた大自然が広がり、さまざまな動物が生息しています。
冬には、湖面に氷の村「しかりべつ湖コタン」が現れ、冬ならではのイベントを開催。氷でつくられたグラスでドリンクを楽しめるアイスバー、満点の星空が頭上に広がる氷上露天風呂などが人気です。
ジュエリーアイス|豊頃町
十勝の豊頃町にある大津海岸には、太陽の光で輝く氷「ジュエリーアイス」を見られます。透明な氷の塊がクリスタルのように輝き、時間とともに表情が変わる姿が魅力的です。
海岸には車を乗り入れできないため、無料駐車場を利用する必要があります。住宅街が近くにあるため、騒音やゴミなどにも気をつけて、ジュエリーアイスを楽しみましょう。
流氷|網走市
流氷とは、シベリア沿岸でできた氷がオホーツク海沿岸に漂着する現象です。網走は流氷が多く漂着するエリアで、観光砕氷船での流氷クルーズが人気を集めています。
流氷が浮かぶ海を進みながら、船の上で流氷を鑑賞でき、迫力のある音や一面流氷の景色を楽しめるのが魅力です。キャンピングカーで網走を訪れたら、海辺から眺めるだけではなく、ぜひ流氷クルーズも楽しんでみてください。
屈斜路湖|弟子屈町
屈斜路湖は、冬に白鳥が降り立つ飛来地として知られ、白鳥を一目見ようと訪れる人が多くいます。
また、湖全体が氷結する全面結氷という現象が2月頃に起き、自然の中の鏡のように幻想的な景色を作り出します。全面結氷は毎年起きるとは限らないため、運よく見られると旅の思い出になるはずです。
全面結氷以外にも、けあらしや霧氷、ダイヤモンドダストといった現象も起きるため、さまざまな景色を見られるでしょう。
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まとめ
北海道の冬にキャンピングカー旅行を楽しむときは、積雪や寒さへの対策が必要です。運転や車中泊にも注意を払い、安全に旅を楽しみましょう。
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